実際に働いた方がタメになるのでは?自動車整備士の大学に通う意味とは | 自動車整備士の【専門学校 東京工科自動車大学校】

コラムCOLUMN

#自動車整備士

実際に働いた方がタメになるのでは?自動車整備士の大学に通う意味とは

  1. 自動車整備士の専門学校に入るメリットは主に3つ存在する。
  2. 実務経験が免除されるので資格取得が早い。
  3. 1つの現場だけでは学べないことがあるので知識にムラが生まれにくい。
  4. 強固な人脈形成が可能になる。

自動車整備士になる方法は大きく分けて2つ存在します。

  • ①自動車整備系や機械工学科以外の学校を卒業した方は整備工場で1年間の経験を積む。
  • ②自動車整備系の高校、専門学校卒業を卒業する。

双方にメリット・デメリットがありますが、自動車整備士に少しでも興味を持ったことがある人の中には、こう思った人はいるのではないでしょうか。

「自動車整備士の大学に行く意味って本当にあるの?ただ友達と遊ぶ時間が増えるだけじゃない?」

専門学校ではなく4年制の大学を見れば顕著ですが、大学をある種の「テーマパーク」「人生の夏休み」として扱う大学生も少なくないのが日本の現状です。

そんな中、自動車整備士の大学生はどうでしょう?

日本に多数存在する専門学校の中でも特殊要素が多そうに見える自動車整備士の大学。今回は東京工科自動車大学校を軸に「なんで専門学校に通うのか?」に焦点を絞り、できるだけ当校の主観が混らず、年収という要素に着目して述べていきたいと思います。

1.自動車整備士の大学に入るメリットは主に3つ存在する。

早速、自動車整備士の大学に入るメリットを挙げていきます。大学に入るメリットは主に3つあると考えています。

  • ①実務経験が免除されるので資格取得が早い。
  • ②1つの現場だけでは学べないことがあるので知識にムラが生まれにくい。
  • ③強固な人脈形成が可能になる。

実際に専門学校に通っている大学生の方々はどうでしょう。大体同じような回答が返ってくるのではないかでしょうか。

他にも大学ならではの要素を挙げるとすると、「講習が充実している」「授業計画が立てやすい」「勉強する環境が整っている」などかと思いますが、正直独学でも授業計画を立てる人は自分で計画して勉強しますし、講習も教材を買って勉強する人もいるので、今回はメリットとして除いております。正直カリキュラムに関しては当校はかなり力を入れているので、後ほど具体的に書いていきたいところではありますが。

ではそれぞれのメリットに関して具体的に述べていきます。

2.実務経験が免除されるので資格取得が早い。

自動車整備士の資格には必ず受験資格が存在します。その受験資格ですが、専門学校に通った場合と専門学校に通わない場合で異なるのです。としてはっきり言いますが専門学校に通った方が「早く」「確実」に受験資格を得ることができます。

その証拠を見ていきましょう。自動車整備士の資格は三級自動車整備士から一級自動車整備士までありますが、受験資格は下記のようになっております。

●三級自動車整備士-受験資格

自動車整備系や機械工学科以外の学校を卒業した方:実務経験1年以上

機械工学科等卒業の方:実務経験6ヶ月以上

※大学、専門、高校、または職業訓練など

自動車整備系の高校、専門学校卒業の方:卒業と同時

※三級整備士課程

●二級自動車整備士-受験資格

自動車整備系や機械工学科以外の学校を卒業した方:三級取得後、実務経験3年以上

機械工学科等の高校や整備士3級課程の高校・専門学校等卒業の方:三級取得後、実務経験2年以上

機械工学科等卒業の方(大学、専門学校など):三級取得後、実務経験1年6ヶ月以上

自動車整備系の専門学校、認定大学等を卒業の方:卒業と同時

※二級整備士課程

●一級自動車整備士-受験資格

自動車整備系(一級整備士課程)以外の学校を卒業した方:二級(シャシ以外)取得後、実務経験3年以上

※一級小型自動車整備士を受験するためには、二級ガソリン自動車または二級ジーゼル自動車もしくは両方を取得する必要あり。

この中の自動車整備系や機械工学科以外の学校を卒業した方の「実務経験」に注目してみてください。受験資格を取得するために実務経験が決められた年数必要とあります。これが自動車整備士の大学に通う場合と、通わない場合で異なる大きな違いです。

自動車整備士のキャリア形成を志すと大体の人は二級自動車整備士までは確実に目指します。なぜなら二級自動車整備士の資格を持っていないとエンジンや足廻りを整備することができずオイル交換などの簡単な整備しか出来ないためです。

それでは二級自動車整備士の資格を取得するためには何年必要でしょうか。二級自動車整備士の資格取得をするためには、三級自動車整備士になる必要があります。なので実務経験は最短で4年必要となります。他にも勉強や実務経験ができる工場を探すなども必要かと思いますで二級自動車整備士になるには大体5年〜6年は必要と見込んだ方が良いでしょう。

しかしこのままだと、「三級自動車整備士取ってから就職して二級自動車整備士を目指せば良いのでは」という意見も出てきそうです。確かに三級自動車整備士を取ってから就職した方が早めにお金が入りますし、生活も少しは楽になりそうです。

ただ待ってください。三級自動車整備士で出来ることはどれくらいあるでしょうか。前述しましたが二級自動車整備士にならないとエンジンや足廻りなどの整備が出来ず、オイル交換や簡単な整備しか出来ません。それで良いのであれば良いですが、今回のテーマの1つである年収アップの観点からは遠ざかってしまいます。また働きながら勉強を行うのでモチベーションの管理が難しい点も挙げられるでしょう。

その反面、自動車整備士の大学に通うと「早く」「確実」に自動車整備士の資格を取得することが出来ます。当校のカリキュラムを参考に具体的にみていきましょう。

当校の自動車整備科は2年制、4年制と2つ存在します。

2年制では主に二級自動車整備士の資格取得を目指し、4年制では一級自動車整備士の資格取得を目指します。前述したように自動車整備士の大学に通わない方法を選択すると5~6年かかると記述しましたが、大学に通うとその半分の2年間で資格取得が可能です。また自動車整備業界の最難関である一級自動車整備士の資格も4年で受験資格を得ることができます。

確かに学費がかかるという点は否めないですが、学生期間中に最短で出来ることを増やして年収アップすることを鑑みれば、自動車整備士の大学に通うメリットは十分にありそうです。

3.1つの現場だけでは学べないことがあるので知識にムラが生まれにくい。

次に資格取得とは違う側面も見ていきましょう。

自動車整備士の大学に通うメリットの2つ目、「1つの現場だけでは学べないことがある」です。自動車整備士の専門学校に通ったことがない人の中にはこう思う人も多いのではないでしょうか。

「自動車整備士の大学に通ったところで、実際に働いているわけではない。現場の知識が身につかないのでは!?」

こう思う人がいるのも納得ですが、実は逆です。

その理由として、仮に工場で働いている場面を想像してみてください。特定の工場だとその地域に合った車が多く搬入されます。極論で言うと、二輪車が多い地域では二輪車の整備が得意になり、トラックの整備が多い現場ではトラックの整備が得意になるイメージです。確かに接客や本場の温度感などは現場でしか学べないですが、現場だけで学ぶと扱える車種にムラが出やすい場合があります。

※様々な車種を扱っている工場もあるので、全てが該当するわけではございません。

その点、自動車整備士の専門学校では様々なエンジンを扱うことができます。ブレーキやクラッチオーバーホール、ディーゼルエンジンやガソリンエンジンなど様々な仕事に対応できるようカリキュラムが設計されています。

将来様々な自動車整備に携わりたい人は、大学を一度検討してみてはいかがでしょうか。

4.強固な人脈形成が可能になる。

次に人脈形成の観点もみていきましょう。人脈形成も大学に通わないと難しい要素の一つです。それでは大学では人脈形成ができるようにどのような工夫が施されているのでしょうか。

当校では、在校生が今後より良いキャリア形成ができるよう「小山学園後援会」という組織を形成しています。具体的に述べると、卒業生を軸した組織で、最新の業界動向や就活時などの連携を目的に、124社で結成された後援団体のことです。

スカラシップ制度をはじめ、教材や設備の提供、教員の派遣、就職説明会の開催など、多方面にわたりご協力をいただいています。

このように卒業生や在校生が密に連携をとることによって、卒業後のキャリアがより良い方向に進むように工夫が施されているのです。

以上、自動車整備士の大学に通うメリットを述べていきました。だんだん自動車整備士の大学に通いたくなってきた、独学で考えていたが大学もアリかもしれない、と思う人が増えてくれたら本望です。

自動車整備士として長いキャリアを歩んで人生を楽しめるように、じっくり勉強方法を検討してみてください。

当校は、自動車業界の幅広い人材ニーズに
応えるために、世界水準の技術者を育成します。

世界の最先端技術の結集とも称される自動車。常に進化を続ける自動車業界を、20,000名以上の東京工科自動車大学校の卒業生が支えています。業界が求める高度教育で「選ばれる」人材を育成し、学生一人ひとりの夢を実現します。

ホーム > コラム > 実際に働いた方がタメになるのでは?自動車整備士の大学に通う意味とは
  • オープンキャンパス

    学校の雰囲気や実際の授業の様子を体験してみよう!

  • 資料請求

    資料を請求して、学校のこと、学科のことをもっと知ろう!

  • 募集要項・学費について

    入学や学費に関する情報は、こちらをチェック!