一級自動車整備士だと何ができる?資格獲得するメリットなどをご紹介 | 自動車整備士の【専門学校 東京工科自動車大学校】

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#一級自動車整備士

一級自動車整備士だと何ができる?資格獲得するメリットなどをご紹介

一級自動車整備士はどれくらい難易度が高いの?

自動車整備士の資格は三級から一級までありますが、一級自動車整備士になるまで勉強しなくても良いのでは!?と思う人も中にはいると思います。

正直、簡単な自動車整備だったら、自動車整備士の資格がなくても仕事ができます。では一級整備士の人はどんなモチベーションで勉強に励んでいるのでしょうか。今回は一級自動車整備士になるメリットから難易度などをご紹介していきます。

一級自動車整備士は「一級」とあるように、自動車整備士関連の資格の中でも最難関かつ、最上級の資格に分類されます。そのため一級自動車整備士になるには、前提として二級自動車整備士(二級自動車シャシ整備士を除く)を取得後、整備士として3年以上の実務経験があることが条件となります。

ただし、自動車整備士の養成施設(一級整備士養成課程)を卒業していれば、卒業と同時に受験資格が得ることも可能で、整備の実務経験のない者を対象にした一種養成施設で、一級整備士養成課程を修了した人は、実技試験を免除されます。

一級自動車整備士は難関と言える資格のひとつですが、4年制(または5年制)一種養成施設の「一級整備士コース」などを履修して卒業すれば、一級自動車整備士の受験資格が得られ、実技試験も免除されます。

このように一級自動車整備士になるには、勉強だけではなく、どこかしらで実技を数年単位で学ぶ必要があるのです。

では、筆記試験の難易度はどうでしょうか。

一般財団法人日本自動車整備振興会連合会が行なう「自動車整備技能登録試験」の結果を見ると、平成24年~令和元年の一級小型自動車の合格率は下記のようになっています。

出典:https://www.jaspa.or.jp/mechanic/result/2017_2nd.html

最低合格率:23.1% ※平成26年度

最高合格率:52.7% ※令和2年度

正直かなりムラがありますが、過去5年間(平成27年〜令和2年)の平均合格率は44,3%という結果になりました。合格率が高い年で大体5人に1人が合格、合格率が低い年で2人に1人が合格という結果ですね。

この結果をどう受け取るかは受験者の方々次第です。ただ自動車整備士の筆記試験は3級〜二級をクリアしていることが条件が科されています。そのことから受験者のモチベーションは相当高いことが想定されます。それでも非合格者がこれだけ多い状況なので、一級自動車整備士は難関資格と呼んで差し支えないでしょう。

一級自動車整備士の資格を獲得するとできること

一級自動車整備士の資格を獲得すると何ができるのでしょうか。

結論からお伝えすると、下記のように異なります。

二級:「どのような自動車を整備するか」で資格が分かれており、獲得した資格によって整備作業できる車が限られる。

一級:重量・積載量・乗車定員さえクリアすれば、基本的にどんな車でも整備可能。

またもっと具体的に記載をすると二級・一級では下記のように異なります。

二級:下記のように「どのような自動車を整備するか」で資格が分かれており、獲得した資格の整備を行うことができる。

二級ガソリン自動車=ガソリンエンジンで動く自動車の整備

二級ジーゼル自動車=ジーゼル(ディーゼル)エンジンで動く自動車の整備

二級自動車シャシ=自動車のシャシ部分(ボディやエンジンを除いた箇所)の整備

一級:総重量8トン以下、最大積載量2トン未満、乗車定員11名以下の普通自動車、四輪・三輪の小型自動車、四輪・三輪の軽自動車の整備に関する高度な知識・技術を持ち、整備を行うことができる上級技術者の資格。

一級整備士資格は「一級小型自動車整備士」の1種類のみとなっていて、ガソリン車、ジーゼル車、整備箇所に関わらず、有資格者として整備業務を行うことができます。

また、近年はガソリン、ジーゼルの他に、ハイブリットや電気自動車、水素自動車などの特殊な自動車も増えてきています。一級整備士を取得することで、そのような特殊な自動車の整備に関しても有資格者として業務にあたることができるようになります。

なのでもし「ある程度どんな自動車でも整備できるようになりたい」と思う整備士の方々は一級整備士を目指すべきでしょう。

一級自動車整備士になるメリットとは

では一級自動車整備士になるとどんなメリットがあるのでしょうか。細かいことを挙げるといろいろありますが、デメリット含めて挙げると下記のようなイメージです。

メリット

  • ①整備できる自動車の種類が増える。特にハイブリット・電気自動車など特殊な自動車の整備もできるようになる。
  • ②年収アップの可能性が増える。 ※具体的には後ほど後述します。
  • ③ステータスとして有利。

デメリット

  • ①正直、二級整備士と検査員の有資格者がいれば、整備工場の運営は行える。特殊な車を扱う機会が少ない工場などでは重要視されない可能性もあり。

やはり1番のメリットは①で指摘した整備できる自動車の種類が増えることでしょう。近年ではハイブリット・電気自動車・水素自動車など、特殊な自動車が増えており、一級自動車整備士にしかできない仕事も増えています。そのため一級自動車整備士の市場価値は上がり、転職活動でも有利に働く可能性が上がります。

勉強や実技が大変は難関資格ですが、今後何十年かは自動車がなくなることは想像できないでしょうし、また転職のことを考えるのであれば、資格獲得に向けて努力しても充分損がない資格だと思われます。

年収にはどれくらい影響する?

二級自動車整備士と一級自動車整備士でどれくらい年収が異なるのでしょうか。
平均年収.JPの過去8年間データによると、動車整備士全体で380万円〜400万円前半で推移しております。

※出典:https://heikinnenshu.jp/other/jidoshasebi.html#chapter3

そして二級自動車整備士と一級自動車整備士では下記のように年収が異なります。

二級自動車整備士:年収380万円~(推定)

一級自動車整備士:年収420万円~(推定)

※あくまでも平均年収.JPの推定データを参考にしております。当校で独自調査した訳ではございませんのでご了承くださいませ。

もちろんどこの会社で働くのか、自営業で独立するのか、など条件にもよって異なるとは思いますが、比較してみると40万円ほど年収が異なりますね。

ざっと月収が3.3万円異なるので一級自動車整備士になる、ならないで収入面で違いがあることは否定できないでしょう。

一級自動車整備士になるには専門学校で勉強するのも選択肢の一つ

前述したように一級自動車整備士になるには、筆記試験と実技試験の両方をクリアする必要があります。自動車工場で働きながら実技を学び、独学で勉強をする方法もありますが、確実に資格を取得し効率よく就職先を見つけ合い場合は専門学校で学ぶことをお勧めします。

専門学校のデメリットである「教育費」ですが、奨学金制度をうまく活用すれば解決できる場合もあります。

東京工科専門学校では支給形式の「奨学金制度(スカラシップ)」など、産業界と一体になったサポート体制も充実しており、金銭的に余裕がない在校生も勉強できる環境強化を図っています。

近年ではハイブリット・電気自動車・水素自動車など、特殊な自動車が増えていることから市場価値が上がり、年収アップにも繋がる可能性が高い一級自動車整備士。今後の需要に備えて今から勉強してみてはいかがでしょうか。

当校は、自動車業界の幅広い人材ニーズに
応えるために、世界水準の技術者を育成します。

世界の最先端技術の結集とも称される自動車。常に進化を続ける自動車業界を、20,000名以上の東京工科自動車大学校の卒業生が支えています。業界が求める高度教育で「選ばれる」人材を育成し、学生一人ひとりの夢を実現します。

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