バイク整備士になるにはどうすればいいの?学校の選び方も含めてご紹介
日本ではポピュラーな乗り物の1つであるバイク。日本中どこへ行ってもバイクは走っており、生活には欠かせない乗り物として存在しています。ではもしバイクが故障した場合、どうすれば良いのでしょうか。大抵の人はバイクの整備工場に持っていき、修理してもらうはず。そこで活躍するのがバイク整備士の方々。様々なバイクのプロフェッショナルであり、タイヤ周り、エンジン周りなど、様々な視点で点検してくれます。
このようなバイク整備士の方々ですが、どのように勉強すればプロフェッショナルになれるのか気になりませんか?そもそもバイクを整備するには、二輪自動車整備士という国家資格が必要です。今回はバイク整備士になるには具体的にどんな勉強が必要なのか、そもそもバイク整備士のどこに魅力があるのかについて紹介していきます。
バイク整備士に興味がある人、バイク業界で働いてみたい人はぜひ最後まで読んでみてください。
まずバイク整備士の魅力から解説していきます。正直なところ、バイク市場は年々減少傾向にあり、バイカー=不良というイメージが定着してしまっている人も多いかと思います。しかし、その悪いイメージは現在になって見直されつつあります。
それらを踏まえて、バイク整備士の魅力を挙げるとすると下記の3つ
特に魅力的なのは雇用の安定。マナーの悪いバイカーが増えたことにより、悪い印象がついてしまいましたがそれでも便利な乗り物であることに変わりはありません。その利便性が相まって、日本中、また世界中でもバイクはたくさん走っています。いくら市場が小さくなってしまったとはいえ、まだまだバイク整備士のニーズは充分にあると言えそうです。
ではどうやったらバイク整備士になれるのでしょうか。まず大前提として、バイク整備士になるためには「二輪自動車整備士」という国家資格が必須となります。そのため、バイクがいくら好きだとしても、資格がなければエンジンや足回りなどの整備をすることができません。また資格を取得しないまま、整備工場などで働く人達を、整備工や工員などと呼ばれます。
また自動車整備を行う指定工場や認定工場では、一定数以上の整備士有資格者が必要となることから、仕事として一生続けていくつもりであれば、二輪自動車整備士の資格取得は必須条件となるでしょう。
前述したように、バイク整備士になるためには資格取得が必須。具体的にはどんな資格があるのでしょうか。タイトルにもあるようにバイク整備士の資格は全部で3つあります。それぞれ何ができるのかを見ていきましょう。
オートバイや原付などのステアリング、ブレーキなどの各部位の基本的な整備を行う業務がメインとなります。大掛かりな分解整備や分解修理はできないため、単独で整備することができません。
オートバイや原付の整備全般を単独で行うことができます。大掛かりな分解によるエンジンや足回りの整備、修理も行うことができます。
高度な整備を行うことができる最上位の資格。実は資格があるだけで、一度も試験が実行されたことはありません。
このように一人前のバイク整備士になるためには、2級二輪整備士の資格取得を目指したいところです。
しかし2級二輪整備士の場合、自動車や機械などに関する過程を修了していない場合は、3級を取得した後に、さらに3年以上の実務経験がないと受験資格を得ることができないのです。
また大学や高等学校などで専門課程を修了している場合は、3級合格ののちに、大学卒の場合は1年6ヵ月以上、高卒の場合は2年以上の実務経験が必要となります。
このようにバイク整備士には様々な資格が存在します。そして資格の取得方法も主に独学で勉強するパターンと専門学校に通うパターンの2種類に分けられます。それぞれに対してメリットデメリットがありますが、長期的にバイク業界で働くのであれば、専門学校に通うことをお勧めします。
専門学校に通うメリットは下記の3つです。
まず専門学校に通うメリットとして、先に挙げられるのが最短での資格取得です。バイク整備士の場合、資格取得の速さによって生涯年収が変わります。なぜかというと、若いうちにどのようなバイク整備経験をしているかによって今後のキャリアが大きく変わるためです。早いうちに2級二輪整備士の資格を持っていれば、その分実務経験量が増えますよね。バイク整備士の場合は、整備の経験量も非常に重要な要素なので、可能であれば早いうちに資格を取得しておきたいものです。
こちらも重要なメリットです。実際のところバイク整備士の求人は転職媒体を見ていただければわかるように、全国各地に豊富な求人件数があります。しかしよく見てみると未経験から募集している工場も多いのです。そのため、どちらかというと中途社員向けだったり、業界を変えたい人向けだったりします。
また本当にプロフェッショナルを求めている工場は、2級二輪整備士の資格を持っていないとそもそも仕事についていけないため、専門学校を経由して人材を集めているケースが多いのです。
具体例を出すと東京工科自動車大学校では、日本で唯一である、ハーレーダビットソンのスペシャリストを育成する学科があります。バイクの場合は、ハーレーのように基本構造が5パターンあるような会社もあるので、まとめて専門知識が学べるようなところも魅力です。これらは一度就職してしまうと、学ぶ機会を得るのが難しいので、可能であれば専門学校に通って勉強したいところです。
以上、バイク整備士になる方法から、専門学校に通うメリットまでご紹介していきました。繰り返しますが、バイク業界で年収を上げるためには、早めの資格取得と今後強みとなる専門知識が重要です。
特に資格に関しては、生涯年収にダイレクトに影響しますので、どのタイミングで学校に通うのかを吟味した上で専門学校を選んでみてください。
最後に、専門学校をどう選べば良いのかについてです。結論からお伝えすると実際にオープンキャンパスや講師陣と面談して吟味してみることを推奨します。取得できる資格にはそこまで大差がないように思えますが、各専門学校によって、就職実績や学べる環境、実技講習の内容まで大きく異なります。その情報はネットで探すよりも、実際に面談して相談する方が確実に確かな情報が手に入るのです。
当校でもオープンキャンパスや面談を実施していますが、可能であれば複数の専門学校で相談してみて、自分が納得いく形で進路を決めてみてください。
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応えるために、世界水準の技術者を育成します。
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