女性整備士のニーズ
自動車整備士は「男性の仕事」というイメージを持っている方は少なくありません。
「自動車整備士になりたいけど女性は活躍できるのか」「女性が整備士になるためには何が必要なのか」と疑問に持たれている方も多いことでしょう。
そこで今回は自動車整備士の男女比の現状と、女性が自動車整備士を目指す際に必要なことを紹介していきます。
「男性の仕事」というイメージが強い自動車整備士ですが、実際の男女比はどうなっているのか。ここでは自動車整備士の男女比とその理由について解説をしていきます。
自動車整備士の男女比は、イメージ通り男性の方が圧倒的に高いです。自動車整備に携わる女性の比率は全体の4.5%、自動車整備士の資格の保有率は3.3%程です。
男性の割合が高い職種ですが、自動車整備士は性別を問わず目指すことができます。
一般的にクルマや機械が好きな人の割合は男性の方が高いです。
職業に就く際、好きなことを仕事にしたい方は多いことでしょう。
自動車整備士を目指す際も同様で、「クルマが好きだから」「機械をいじるのが好きだから」という人が多数です。クルマ好きの割合が男性の方が高いため、自動車整備士に就く男女比も自ずと男性の方が高くなっているのです。
昔に比べ、自動車整備のための設備や機械が整ってきているので女性でも業務をこなすことができます。
体力が必要であるという思い込みから敬遠されてしまっていることも女性整備士が少ない要因となっているのです。
職業選択の際に、男性が大半を占める自動車整備士として女性が働くというイメージがあまり持たれていません。そのため、就職の選択肢(候補)にあがってこないことも要因の一つとなっています。
美容部員のような仕事にも同じことが言えるでしょう。「メイク=女性」のイメージが強く、男性の方で職業選択の候補に美容部員をあげるのは少数です。
このように、性別によって働くイメージができる職業か否かによって大きく変わってくるのです。
前述の通り、女性の方も自動車整備士として活躍している人がいます。ここでは活躍の具体例について紹介をしていきます。
職場において「男性だから」「女性だから」といった区別はありません。力仕事では男性と比べて劣るかもしれませんが、それ以外では性別による不平等はありません。また力仕事においても、機械の導入が進んでいるので男女差はほとんどないと言えるでしょう。
つまり、自動車整備士は性別関係なく活躍できる実力社会なのです。むしろ、以下で紹介するように女性ならではの強みを生かした働き方もあるので充分に活躍が見込めます。
自動車整備士の仕事は整備や点検をすることだけではなく、ヒアリングや整備後の説明などお客様とのコミュニケーションが必要です。
クルマの整備に来られるお客様には男性だけでなく女性の方も多数います。そうした女性のお客様に対して、使用方法や手入れの仕方など同じ目線で話をすることで安心感や親近感を感じてもらうことができるのです。
自動車整備士の現場では、受付や見積もりの作成などの事務作業が発生することも多々あります。
こうした事務作業において女性は、見やすく分かり易い丁寧な仕事ができることが多いため現場で重宝されます。
また、女性は腕が細い方も多いため、狭く細い箇所の整備などの仕事がしやすい、といったように活躍の場が存在します。
自動車整備士の数は男性の割合が高いものの、女性整備士も数多く存在しています。
女性ならではの強みを生かすことも可能なので充分に活躍が見込めるでしょう。
また、自動車整備士全体の数が不足していることからその需要も非常に高く、条件が良い求人も増えてきています。
自動車整備士は「女性だから諦める」必要はありませんので、少しでも興味を持っている方は目指してみてはいかがでしょうか。
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