自動車業界の平均年収は?自動車整備士専門学校が解説
様々な業種がある自動車業界。営業やエンジニア、総務や経理など様々なキャリアが存在します。車好きの人にとっては楽しい業界であるのは間違いないですが、社会人として1番気になる要素の1つが年収。就職先・転職先を決める時や、結婚に至るまで年収は非常に重要な要素です。
魅力的なのは間違いない自動車業界ですが、他の業種と比べた時にどのような傾向がみて取れるのでしょうか。今回は自動車業界の年収を他業種と比較したり、さらに自動車業界の年収を上げるにはどうすれば良いかなど、年収をテーマに解説していきたいと思います。
それでは自動車業界の年収をみていきましょう。まず日本の平均年収ですが、国税庁が毎年9月に発表している「民間給与実態統計調査」によると、平成30年度の平均年収は441万円。それに比べて自動車業界の平均年収はどうでしょうか。
2019年4月~2020年3月の1年間にマイナビ転職に掲載された求人の「モデル年収例」を業種別に集計したデータによると、自動車業界の年収は589万円という結果でした。こちらは営業や経理などエンジニア以外のデータも含まれており、自動車整備士のみのデータではございませんが、このデータをみる限り、自動車業界は「儲からない業界」というわけではないようです。むしろちゃんと勉学に励み、周りに評価されるエンジニアになることができれば、他の人よりも充分良い暮らしができることでしょう。
しかし、だからといって自動車業界に入れば必ず平均年収よりも儲かる、というわけではございません。その証拠にIndeedで自動車整備士の求人をみてみると、未経験の自動車整備士の平均月収は23万~30万で推移しています。年収に直すと、必ず平均年収を上回るわけではないのが分かりますよね。なので自動車業界に入ったから必ず稼げるというわけではなく、むしろ自動車業界に入ってからどうやって出世していくのか、の方が遥かに重要なのです。
ただこのままだと、自動車整備士自体の年収が安いのでは。。という声も聞こえてきそうです。情報のソースがマイナビ転職と異なるので悪しからずですが、「平成30年賃金構造基本統計調査」によると、整備士の平均年収は426万円で推移しています。日本の平均年収が441万円なので、少し低めなのがわかるかと思います。
しかしこちらは、未経験の整備士さんも含めた上での数値です。というのもこの業界、どのような整備ができるのか、またどこでどんな自動車整備士の仕事をしているのか、で大きく年収が変わる業界なのです。
例えば、日産やトヨタなどの自動車整備士。自動車整備士の平均年収は426万円ですが、日産やトヨタなどの自動車整備士だと、平均年収は750万円~800万円。業界年収と大きく異なることが分かります、このように自動車整備業界は、「どこでどんな仕事をするのか」が今後のキャリア・年収を考える上で、非常に重要なポイントです。
また「どこでどんな仕事をするのか」以上に大事な要素があります。それは保持している資格の有無です。なぜ重要かというと、自動車整備士の資格を持っていないと、高度な自動車整備ができないためです。
具体的に記載すると、自動車整備士の資格は3級自動車整備士から一級自動車整備士まであります。ざっくりとできることを挙げると下記のような感じです。
実際3級で終わる人は少ないので今回は省略しますが、2級と1級で平均年収は大きく異なります。年収.jpの調査をベースに算出してみましたが、どれくらい異なるかというと、その差は40万円。これは民間の自動車工場や大手メーカーの方も含まれるので、悪しからずですが年収を上げるためには資格取得が大切なのは、間違いないことだと思われます。
また年収を上げるためにも資格取得が必要ですが、比較的年収が高い大手メーカーに勤めるのであれば、さらに一級自動車整備士の資格がマストになります。今後の転職などを考えても非常に重要なのがうかがえると思います。
資格取得の方法は大きく分けて二種類の方法が存在します。1つ目は働きながら、独学で学ぶ方法、2つ目は専門学校で学ぶ方法です。ただ今回は年収に絞ってお話をしているので、年収を上げやすい方法はどちらかというと、おそらく専門学校に通った方が良いかと思われます。
その理由として一番大きいのは、資格取得後のキャリア支援です。当校でもキャリア支援を最重要視しておりますが、大事なポイントとしては主に下記の2つです。
独学で勉強することによってコストを削減できますが、学校に通うメリットとして一番上げられるのは同じ苦労を共有できる自動車整備士の人脈じゃないでしょうか。また学生と先生の距離を近づけ、毎授業で十分な学習効果が得られるように、少人数・担任制を採用している学校など、学習効果を挙げるように工夫している学校もあります。
自動車専門学校では、卒業生の豊富なネットワークを生かした就職支援が充実しているところが多いです。
東京工科自動車大学校では、在校生の就職実績を上げるために現在120社以上の企業による後援会が組織されており、学生の皆さんを多面的にバックアップしています。約40,000名の卒業生の活躍が評価されたからこそできると言えるでしょう。
その結果、年間求人社数は400件以上。就職内定率は、8月までに80%以上、2月までに100%を達成しています。
このことから言えることは、未経験で就職するよりも、専門学校でキャリア相談を受けながら就職活動を行った方が、確実にミスのない選択ができる確率が上がります。早急に働かないといけない場合はまだしも、専門学校に通うかどうか迷っている人にとっては、一つの参考指標となるのではないでしょうか。
以上、自動車業界の年収に関してでした。最後にお伝えしたいのが、自動車業界は専門知識が多いため、資格取得を意識したキャリア形成を考える必要があること。特に受験生の方はまだまだ勉強する時間はたくさんあります。キャリアは本当に最初にいかに勉強するかが非常に大事。今後の自動車業界を楽しく歩むために、予め勉強することを視野に入れて、確実に年収が上がるキャリアを形成していきましょう。
当校は、自動車業界の幅広い人材ニーズに
応えるために、世界水準の技術者を育成します。
世界の最先端技術の結集とも称される自動車。常に進化を続ける自動車業界を、20,000名以上の東京工科自動車大学校の卒業生が支えています。業界が求める高度教育で「選ばれる」人材を育成し、学生一人ひとりの夢を実現します。