自動車専門学校って何が違うの?具体例を交えてご紹介
自動車やバイクなどのプロになるべく、日々勉強や実技を学んでいる自動車整備士の専門学生。自動車整備士の専門学校は全国に複数存在し、各学校が独自のカリキュラムを組んで学生に指導を行なっております。
そのため、各大学でどんなカリキュラムがあり、具体的に何が必修で、何が違うポイントなのかがわかりづらい人もいるはず。そこで今回は、他の専門学校の紹介も合わせて「何が必修」で「何が他校と異なるのか」について解説していきます。
では最初に各大学のカリキュラムを組む上で一番重要であろう、「自動車専門学校に通う目的」を整理してみましょう。様々な大学が様々な言葉で語られる内容かと思いますが、私が自動車専門学校に通う目的は「自動車業界の幅広い人材ニーズに応えるために、世界水準の技術者になること」だと思っています。
この目的で大事になるのが「幅広い人材ニーズに応える」という言葉と「世界水準の技術者」という言葉です。
まずは「幅広い人材ニーズに応える」という言葉。当たり前ですが、専門学生は専門学校で学んだ後、様々な企業に就職します。そこで大事になるのが就職活動。就職活動で専門学生は「自分にどのようなスキルがあり、〇〇で貢献できる」と胸を張ってアピールできるようにならないといけません。いわば「自動車を扱う様々な企業に求められる人物」になる必要があります。
なのでどの専門学校も特に力を入れているのが就職実績。なぜ力を入れているのかというと「自動車業界に求められる人物を輩出し続けられるか」で今後の学校運営の良し悪しが決まるからです。当校もHPでアピールしていますが、専門学生や自動車業界の法人様など、関わる様々な人達が幸せになれるようなカリキュラムを組めるように日々頑張っております。
しかしこの「幅広い人材ニーズに応える」という視点。各法人様はどうやって専門学生の良し悪しを判断しているのでしょうか?
そこで大事になるのが「自動車整備士」という資格です。どこの法人様もまずは「自動車整備士何級の資格を持っているのか?」を確認します。なぜかというと、そもそも自動車整備士の資格がないと自動車整備ができないからです。この自動車整備士という資格は、国土交通省自動車交通局監修が管轄する国家資格です。もし適正な資格を取らずに整備を行うと、法律で処罰されます。自動車整備は人の命に関わる仕事ですので当然ですよね。
このように、まず基本になるのは「幅広い人材ニーズに応える」ために、自動車整備士の資格取得がベース(基盤)として授業が構成されていることが多いです。どの学校も、自動車整備士の勉強・実技+αのような編成でカリキュラムを組んでいるのです。
これまで「幅広い人材ニーズに応えられる」ために何が必要なのか、について述べていきましたが、もう一つ大切な視点があるとお伝えしましたよね。
このパラグラフの題目になっている「世界水準の技術者」という言葉。専門学校を調べ始めている学生さんがイメージつきにくいかと思いますが、自動車・バイクという乗り物は「世界の最先端技術の結集」とまで称されます。
普通の人にとって自動車は、遠くに出かけるためのツールと考えている人が多いかと思います。しかし自動車業界のエンジニアにとって、自動車は、これまで自動車に関わってきたエンジニア達の試行錯誤によって生まれた努力の賜物だと思っている人も多いでしょう。そのため自動車整備の業務は非常にテクニカルで難易度が高い業務も多いです。さらに日本では、他のアジアの発展途上国などと比べて電気自動車や外国車も多くは走る国。先述したような「幅広い人材ニーズに応えられる」ためにも、最先端技術を身に付け、どの世界でも通用するような技術者にならないと、日本でキャリアを形成していくのが困難になるのです。
どこの専門学校でも、まずは「自動車整備士」の資格取得がベースになり、+αで世界水準の技術者になるべく専門性を磨いていく必要があります。
ここで大事になるのが、大学によって「どんな専門性が学べるのか」ということ。
この「専門性」各専門学校の「色」であり、学生さん達が把握しておくべき箇所でもあります。しかし、各専門学校で何を把握すれば良いのかイメージがつきにくい。そこで様々な専門学校にどんな特徴があるのか、具体例を交えて説明していきたいと思います。
●東京工科自動車大学校
当校でも他の専門学校と同じように2年制である「自動車整備科」と4年制である「一級自動車整備科」を用意しています。しかし+αで異なるのは、日本で唯一のエンジンに特化した学科、日本で唯一のハーレー専科など、特色ある学科群を揃えていることでしょう。自動車整備士として働く際に大切になっていくのが、自動車整備士としての基礎と専門性。その専門性を複数用意することによって専門学生に様々な可能性を提示できるように努めています。自動車整備士の資格だけでなく、自動車の最先端のことや専門性が高いことを学びたい学生にとっては、とても良い環境と言えるでしょう。
以上、様々なタイプの自動車整備専門学校を紹介していきました。最後にお伝えしたいのが、キャリアを決める際は、一人で悩まないで、親しいご両親や友人、各大学の進路担当教員などと相談しながら決断してほしい、ということ。今後の長い人生の中、自動車整備士専門学校に入るという決断は、キャリアに関わるため、相当大きな決断かと思います。だからこそ後悔がないように決断して欲しいのです。
ではどうやったら後悔しない決断ができるのか。様々な意見があるかと思います。その中で私がオススメするのが、ちゃんと各大学のオープンキャンパスや個別面談に参加して情報を集めるということ。大切なキャリアなので、当校だけを吟味するのではなく、ちゃんと他の専門学校を吟味した上で決めた方が賢明かと思います。
一度しかない人生なので、後悔のないよう、しっかり考えて入る進学先を決めていきましょう。
当校は、自動車業界の幅広い人材ニーズに
応えるために、世界水準の技術者を育成します。
世界の最先端技術の結集とも称される自動車。常に進化を続ける自動車業界を、20,000名以上の東京工科自動車大学校の卒業生が支えています。業界が求める高度教育で「選ばれる」人材を育成し、学生一人ひとりの夢を実現します。