女性も自動車業界で活躍できる?専門学校が解説してみた。
自動車のプロフェッショナルを多数輩出する自動車専門学校。立派な自動車整備士になるために、学生達は日々奮闘しているのですが、どの業界でも気になるのが各業界の男女比率。
自動車業界って男性の比率が高めのイメージですよね。そう思ったあなた、正解です。最近では、事務職・総務・広報・経理などを中心に、自動車業界の女性社員は増えていますが、エンジニア職はまだまだ男性中心。理工学系の大学・大学院を想像していただければわかりやすいと思います。
しかし東京工科自動車大学校では、女性もバリバリ活躍しています。もちろん男性が多いのは事実ですが、女性だから活躍できない、という訳では全くございません。むしろ「女性だからこそ生かせる強み」が存在します。このコラムでは、「女性だからこそ生かせる強み」とは何か?に焦点を当てて解説していきます。
それでは女性ならではの強みについて解説していきましょう。結論からお伝えすると、女性自動車整備士の強みはまさしく「女性の顧客が話しやすいこと」にあるかと思います。
みなさん実際に車が故障した時を想像してみてください。実際に自動車整備する場所に車を運ぶ時、なんとなく女性の方が相談しやすいと思いませんか?これはあながち間違いではなく、相談を引き受ける、トラブルを解決することが多い職業は女性が多い印象です。
女性比率が多い職業といえば、コールセンターのお仕事。ある人材会社の調査によると、コールセンターの女性比率は6割強と男性よりも高い割合です。そして、世の中には様々なコールセンターの業務がありますが、水道・電気・家電などのトラブルから、サプリメント・自動車保険などトラブル・クレーム対応が非常に多い職業ですよね。
なぜコールセンターには女性が多いのか、というと、トラブル対応に女性が向いているからではないでしょうか。(もちろん男性でもトラブル対応が上手な人はいますよ)おそらくトラブルが起きた側も、女性が応対すると安心することが多いのでしょう。
トラブルを解決するのは、自動車整備業界も同じ。さらに自動車整備業界は「整備」という言葉がありますし、トラブルを解決するのは本業のようなものです。普段は男性が多い職場であるのには変わらないですが、女性だからこそできる丁寧な応対は、男性がなかなかできない領域でもあるのです。
そもそも同性だからこそ話しやすいのはなぜでしょう?マイナビの「マイナビ学生の窓口調べ」では、社会人男女183人を対象に「Q.同性の先輩or異性の先輩、どちらのほうが仕事の相談をしやすいですか?」という調査を行いました。調査結果ですが下記のように出ました。
調査結果
同性の先輩 131人(56.2%)
異性の先輩 102人(43.8%)
結構半々のデータかと思いますが、面白いのは、「女性がなんで同性の方が相談しやすいのか」の回答にあります。回答としては下記のような感じ。
職場とトラブルという環境が異なるのは承知の上ですが、職場ではわからないことや、トラブルはつきもの。その中でも特徴的なのは「気持ちの理解」と「気が楽」という点。やはり同性の方が、メンタル的にも相談しやすい傾向にあるそうです。
前述では、女性はトラブル対応に向いており、また同性の方が相談しやすい傾向にあることを述べていきました。しかし、女性が活躍しやすい要因は他にもあります。それは女性の免許保有率。内閣府の調査によると、20女性の免許保有率は83,8%を超えます。最近女性で免許を持っている人が増えましたよね。一昔前は、「運転は男性がやるもの」というイメージが強い傾向にありましたが、今では女性が運転するのが当たり前になりつつあります。
女性ドライバーが増えると、さらに多くなるのが女性ドライバーに生ずる自動車トラブル。日頃からDIYやメカをいじることが多い傾向にある男性は、自動車トラブルに強い傾向にありますが、女性の場合は自動車トラブルが起きた時、本当に大変な思いをすることが多いでしょう。
そんな時に活躍するのは、女性の自動車整備士。顧客としても女性の方が相談しやすい傾向にあるのは前述したとおり。自動車トラブルは、顧客側もどうやって伝えた方が良いのかわかりにくい領域。そのような状況下で、相談しやすい女性が応対してくれたら、顧客側としては非常に助かりますよね。
また女性の免許保有率が上がっていることに付随して、車好き女子も増えている傾向にあります。特に顕著なのはTwitterやInstagram。それぞれどんな特徴があるのでしょうか。
まずはTwitter。ハッシュタグで「車好き女子」で検索すると、愛車に関して呟いている人もいれば、自動車整備の内容を呟いている人もいます。特に顕著なのはハッシュタグで「車好きと繋がりたい」が存在すること。このことから「車好き女子のコミュニティ」が存在することが伺えます。よく男性が愛車を披露するなどしていますが、女性も同じようなことをすることも増えそうですね。
次はInstagram。ハッシュタグで「車好き女子」で検索すると、投稿数が20万件を超えます。多いのは愛車と自分を自撮りする写真。男性よりも「ファッション」として車を使用するイメージが強い印象です。確かに女性がハンドルをカッコよく握っている瞬間は、とても映えますよね。
SNS以外にも車好き女子は増えています。顕著なのはブログサービス。みんカラやアメブロなど、女性は積極的に運転について語る人も増えています。中には車女子会をしている人もいますね。もはや車好きは男性の特権というのはひと昔のお話なのでしょう。
これまで、女性ドライバーの増加や車好き女子の増加について解説していきました。女性にも非常にニーズがある自動車業界。当校でも女性の学生さんはたくさんいます。ただ女性だからといって、カリキュラムが変わるわけではありません。人の人命を左右する自動車整備。ちゃんと顧客の声を聞いて適切な整備ができるように、真剣に学んでいます。
「女性だからちょっと。。」と思っている車好きの女性達。これまで解説したように、自動車業界には「女性だからこそ生かせる強み」がちゃんとあります。車に興味がある女性・自動車をいじってみたい女性は、臆せずにオープンキャンパスや面談を受けて、お話を聞いてみてはいかがでしょうか。
当校は、自動車業界の幅広い人材ニーズに
応えるために、世界水準の技術者を育成します。
世界の最先端技術の結集とも称される自動車。常に進化を続ける自動車業界を、20,000名以上の東京工科自動車大学校の卒業生が支えています。業界が求める高度教育で「選ばれる」人材を育成し、学生一人ひとりの夢を実現します。