自動車整備専門学校の選び方は?何を基準に選べば良いかを専門学校が解説 | 自動車整備士の【専門学校 東京工科自動車大学校】

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自動車整備専門学校の選び方は?何を基準に選べば良いかを専門学校が解説

  1. そもそも自動車整備士になるには
  2. 二級自動車整備士を目指す?一級自動車整備士を目指す?
  3. どの視点で専門学校を選べば良いのか
  4. 何を目標に勉強するのかで全ては決まってくる
  5. しっかり考えて後悔のない選択を

全国に多数存在する自動車整備士の専門学校。自動車整備士を志す人は専門学校のパンフレットや公式サイトを拝見し、自分がどの学校に合っているのかを詳細に調べている人も少なくないはず。しかしどの学校も魅力的なので、自分に合った学校をどうやって選べば良いのかわからない、という人もいるでしょう。

そこで多数存在する専門学校の中から、「そもそも自動車整備士になるには」という基本情報から「専門学校の具体的な選び方」、「どんな自動車整備士になりたいのか、全く想像もつかない」という人に向けて、どうやって自分に合った専門学校を選べば良いのかを、なるべく中立的に、かつ専門学校側の視点も交えて述べていきたいと思います。

1.そもそも自動車整備士になるには

そもそも自動車整備士になるためには、必ずしも専門学校に通う必要がございません。

ただし自動車整備士の資格取得するためには受験資格が必要です。

●三級自動車整備士-受験資格

  • 自動車整備系や機械工学科以外の学校を卒業した方:実務経験1年以上
  • 機械工学科等卒業の方:実務経験6ヶ月以上
  • ※大学、専門、高校、または職業訓練など
  • 自動車整備系の高校、専門学校卒業の方:卒業と同時
  • ※三級整備士課程

●二級自動車整備士-受験資格

  • 自動車整備系や機械工学科以外の学校を卒業した方:三級取得後、実務経験3年以上
  • 機械工学科等の高校や整備士3級課程の高校・専門学校等卒業の方:三級取得後、実務経験2年以上
  • 機械工学科等卒業の方(大学、専門学校など):三級取得後、実務経験1年6ヶ月以上
  • 自動車整備系の専門学校、認定大学等を卒業の方:卒業と同時
  • ※二級整備士課程

●一級自動車整備士-受験資格

  • 自動車整備系(一級整備士課程)以外の学校を卒業した方:二級(シャシ以外)取得後、実務経験3年以上

※一級小型自動車整備士を受験するためには、二級ガソリン自動車または二級ジーゼル自動車もしくは両方を取得する必要あり。

前述したように、もし専門学校に通わないで二級自動車整備士を取得するとしたら、最低でも4年〜5年の実地経験が必要となります。

しかし、専門学校に通うと実地経験が必要ありません。東京工科自動車大学校では二級自動車整備士の受験資格を2年制のカリキュラム、一級自動車整備士の受験資格を4年制のカリキュラムで取得することが可能です。

受験資格の観点で見てみても、自動車整備士の専門学校に通うメリットがあると言えるでしょう。

2.二級自動車整備士を目指す?一級自動車整備士を目指す?

これまで述べたように、二級自動車整備士・一級自動車整備士のどちらを選択するのかによって通学する年数が2年変わります。学生期間が2年も異なるのは大きな違いかと思われます。それでは、二級自動車整備士・一級自動車整備士で何が異なるのでしょうか。

大まかに違いをお伝えすると「整備できる範囲」「ステータス」の2点です。

▲二級自動車整備士-できる仕事

基本的には「自動車検査員としての業務」「高い技術が必要となる分解整備」の2つが挙げられます。二級自動車整備士の資格を取得することで、点検整備やほとんどの分解整備を行うことができるようになります。

▲一級自動車整備士-できる仕事

二級自動車整備士と比較して、一級自動車整備士になると、ガソリン車やジーゼル車、ハイブリット、電気、水素などエンジンの種別、シャシ限定など整備箇所に関わらず自動車に関するすべての整備を行うことができます。

上記のように「全ての車種を扱いたい」「自動車整備士として最難関資格を持っている人になりたい」人は一級自動車整備士を目指した方が良いでしょう。

3.どの視点で専門学校を選べば良いのか

二級自動車整備士、一級自動車整備士の違いを述べていきましたが、それでは各専門学校によってどの点が一緒で、どの点が異なるのでしょうか。

まずどの専門学校でも一緒な点を述べると下記の内容です。

  • ①二級自動車整備士のカリキュラムの年数(2年間)
  • ②一級自動車整備士のカリキュラムの年数(4年間)

自動車整備士は国家資格ですので、専門学校ごとにカリキュラムが異なると自動車整備士の質に差が生まれてしまいます。なのでカリキュラムの年数に関してはどこも一緒だと言えるでしょう。

では専門学校によって異なるところ点はどこでしょうか。細かく挙げるとキリがないですが大体このような点でしょう。

  • ①学費
  • ②就職実績・斡旋制度
  • ③講師・研修内容
  • ④場所
  • ⑤年間イベント

4.何を目標に勉強するのかで全ては決まってくる

それでは具体的にどのように決めていければ良いのでしょうか。

進路を決めるに当たって大事になるのは、「目標」「目標と現実の解離」「解離を埋めるためにどれくらいの費用がかかるのか」の3つだと思っております。

実際、「どんな自動車整備士になりたいのか」という問いに対して、何百通りの返答があります。

  • ①子どもの頃からフェラーリやランボルギーニなどのイタリア社が好きで、スポーツカーに携わる仕事がしたい。
  • ②両親が自動車整備士で、実家の自動車整備会社に早く貢献したい。
  • ③ハイブリットなどの最先端の車に興味があり、将来も水素エンジンやソーラーエンジンの整備をしてみたい。
  • ④自動車整備士として就職して後に、独立を検討している。
  • ⑤自動車整備士になって安定的な生活を送りたい。

複数の具体例を挙げてみましたが、①~⑤だけでも学費・学ぶ内容などが大きく異なることが想像つくのではないでしょうか。

①のようにスポーツカーを扱いたいのであれば、スポーツカーに詳しい専門学校を探し、スポーツカーに詳しい講師を見つけてみても良いかもしれません。また外車が好きとのことですので、学費に余裕があるのであれば海外研修も検討してみても良いでしょう。

反対に②のように資格取得をすぐに求めているのであれば、カリキュラム・教材がしっかりしていて合格実績が良い学校を選ぶべきですし、⑤のように安定的な生活を求めているのであれば大手企業や安定企業の就職実績が多いところを軸に探してみるのも良いでしょう。

当校では実践力を鍛え、幅広く活躍できる整備士に、選択授業「プロジェクトセミナー」を用意しております。レース用コンピュータ(MoTec)、競技車両(JAF F4)耐久レース参戦、EV(電気自動車)など現段階では想像もつかないキャリアもあるかと思います。

これらのプロジェクトセミナーでは本人の性格・興味・関心によって講師陣含めて吟味して決めていきます。

5.しっかり考えて後悔のない選択を

ここまで読んで「目標なんてそう簡単に決められない」と思っている人も多いでしょう。大体がそうです。なぜなら自動車整備の勉強や実務をしたことがないのでイメージを持つことがそもそも難しいです。

ではどのように目標を決めていければ良いのか。当校ではオープンキャンパスや進路面談の機会を使って、講師陣に目標に関する悩みをぶつけてみることを推奨しております。

当校では、最初のキャリアで迷わないために、校内見学はもちろん、体験授業を含めたオープンキャンパスや、個別面談ができる環境を整えております。まずは自分一人で悩まないで自動車整備のプロフェッショナルを多数輩出してきた各専門学校の講師陣に、現状の悩みをぶつけてみて自分に合った専門学校を選んでみてはいかがでしょうか。

自動車整備士のキャリアは、少なからず大変ですがとても充実した楽しい仕事です。自分のキャリアで後悔しないためにも、ご両親とも協力し、しっかりと考えた選択をしていきましょう。

当校は、自動車業界の幅広い人材ニーズに
応えるために、世界水準の技術者を育成します。

世界の最先端技術の結集とも称される自動車。常に進化を続ける自動車業界を、20,000名以上の東京工科自動車大学校の卒業生が支えています。業界が求める高度教育で「選ばれる」人材を育成し、学生一人ひとりの夢を実現します。

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