電気自動車の整備には特別な資格が必要?電気自動車にまつわる疑問を解消! | 自動車整備士の【専門学校 東京工科自動車大学校】

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電気自動車の整備には特別な資格が必要?電気自動車にまつわる疑問を解消!

環境に優しい車種として徐々に広まってきている「電気自動車」。とはいえ、具体的にどんな仕組みで動いているのか、どんな特徴があるのかを知っている方は意外と少ないのではないでしょうか。

また、仕組みが従来の車種とは異なる電気自動車の整備は、ガソリン車の整備の仕方とどのように異なるのでしょう。

ということで今回は、電気自動車にまつわる疑問と、電気自動車の整備について詳しくご紹介!ぜひ参考にしてみてくださいね。

  1. 電気自動車に関する疑問を解消!
  2. 電気自動車を整備するにはどんな資格が必要?
  3. 電気自動車の整備士になるには資格が必要?

電気自動車に関する疑問を解消!

電気自動車では、その名の通り電気をエネルギーとして動いている自動車のことをいいます。ガソリン車とは異なり給油口や燃料タンクが存在していないのが特徴です。

まずは、そんな電気自動車において多く聞かれる疑問を、いくつかピックアップしご紹介します。

電気自動車が走行する仕組みは?

電気自動車は、電池に電気を充電し、その電気を使用してモーターを回して走る仕組みになっています。エンジンやガソリンタンクは存在せず、大きな電池(バッテリー)を搭載しているのが特徴です。

では、バッテリーの大きさとはどれくらいのものなのでしょう。5人乗り電気自動車リーフは、62kWhの電池を積んでいます。一般家庭の1ヶ月あたりの平均電力消費量は、247.8kWh(2015年調べ)なので、およそ7日分暮らせる量の電力を1台の車に積んでいるといえるのです。

バッテリーは現在、鉛電池・ニッケル水素電池・リチウムイオン電池が実用化されています。ニッケル水素電池とリチウムイオン電池は、鉛電池に比べてエネルギー密度や寿命が優れており、エネルギー密度が大きくなることで、一度の充電で走行できる距離も伸びるといえます。

ガソリン車のガソリンが切れると走れなくなるように、電気自動車は電池がなくなると走行できなくなります。そのため、設置してある充電スポットを使って充電する必要があります。

参考:
日産リーフ「航続距離・バッテリー」
電気事業連合会「日本の電力消費」

電気自動車はどれくらいの距離を走れるの?

電気自動車の航続距離は、車種によって細かい数字は異なります。しかし、技術の発展によりバッテリー性能が向上したり、蓄電した電気を効率的に使えるようになったり、搭載バッテリーの容量が拡大したりしたことで、航続距離は以前よりも伸びていることは事実。

現在では、多くの車種が一度の充電で200kmから600kmの走行ができるようになったといわれています。これからも電気自動車の航続距離は伸びていくことが予想されています。

電気自動車はどこで充電するの?

電気自動車は、バッテリーを充電することで走行できるようになります。では、どこで充電することが可能なのでしょうか。

答えは、さまざまな場所に設置されている「充電スポット」です。ここ数年で充電スポットは全国的に急増しているといわれており、電気自動車の導入ハードルがより低くなっています。

充電スポットが設置されている場所はさまざま。カーディーラーはもちろんのこと、コンビニエンスストアやスーパーなどにも置かれています。日常的に足を運べる場所に充電スポットがあるのはうれしいですよね。

また、高速道路のサービスエリアや道の駅など、ドライブ途中で寄り道する場所にも設置されているので、お出かけの途中で充電がなくなりそうになっても安心です。

他にも、商業施設や宿泊施設にも設置されていることが多いのが特徴。遠出をしたときでも充電ができるように、全国各地に充電スポットが置かれています。

長時間駐車ができる施設では普通充電器が設置されており、高速道路のサービスエリアでは短時間で80%程度まで充電が可能な急速充電器が設置されていることが一般的だといえます。

また、わざわざ充電スポットへ足を運ぶことなく家で充電ができるので、家庭に普通充電器を導入する方が増えています。

電気自動車って高いの?

電気自動車の価格は、ものによって大きな差があります。世界でもっとも売れているテスラの電気自動車は1000万円を超えるなど、安価とはなかなか言いにくいのが事実。

しかし、国や自治体が環境に優しい電気自動車を推進するために、ガソリン車との価格差を縮めようと補助金を交付しているため、比較的安価で抑えることが可能です。

補助金が支給されるのは、車両を購入して申請をしたあと。補助金の額は、国や自治体が購入した車種ごとに設定しています。

また、自治体の中には、V2H(ビークルトゥホーム)システムの充電設備を購入する方に対しての補助金交付を行っているところもあります。V2H(ビークルトゥホーム)システムとは、電気自動車(EV)に搭載されている大容量蓄電池に貯めている電力を、家庭でも使用できるようにしているシステムのこと。お住まいの自治体が対象になっているかチェックするといいでしょう。

さらに、EVに関しては税金の優遇措置も適用されるので、さらにお安く購入することが叶います。

そして、ランニングコストは、なんと電気自動車の方がガソリン車よりもお得なのです。一般社団法人 次世代自動車振興センターの試算によると、100km走行した場合、ガソリン車のランニングコストが約690円に対して、電気自動車は約310円と、大きく違うことがわかります。

補助などを活用しつつ電気自動車を導入することで、最終的にはガソリン車と変わらない価格で乗り続けることが可能となるでしょう。

参考:一般社団法人 次世代自動車振興センター「電気自動車の5つの不安にお答えします! 値段は高いんじゃないの?」

電気自動車を整備するにはどんな資格が必要?

電気自動車を整備するには、電気系統に関する知識が必要です。

また、「低圧の電気に関する基礎知識」「低圧の電気装置に関する基礎知識」「低圧用の安全作業用具に関する基礎知識」「電気自動車等の整備作業の方法」「関係法令」といった学科教育に加え、「電気自動車等の整備作業の方法」といった実技教育を受けることが推奨されています。

具体的に、電気自動車を整備するために必要な特別な国家資格はなく、ガソリン車と同じ整備士の国家資格を取得することで整備ができるようになります。

ただし、電気自動車に使用されているバッテリーはガソリン車よりも高い電圧のため、低圧電気の取り扱いを学ばなければ、電気自動車の整備はできません。低圧電気取扱特別教育は、電気自動車の整備おいて必須項目です。

また、詳しい知識も必要になるため、自動車電気装置整備士などの資格を視野に入れておくことをおすすめします。

自動車電気装置整備士とは、自動車の電気装置の点検、修理、改造などを行い、自動車の電気システムを整備するスペシャリストに与えられる国家資格。高い整備能力だけではなく、高い診断能力があることを表す資格であり、電気の基礎を習得することで、電気系統の専門家として活躍の場を広げることが可能です。

参考:厚生労働省「電気自動車等の整備業務に必要な特別教育のあり方に関する検討会 報告書」

効率的に学ぶなら専門学校を選ぼう

専門的な知識を独学で学ぶのはかなり困難な道です。国家資格の取得にある程度の実務経験が必要となるため、長い道のりになることでしょう。

効率的に学ぶのであれば、専門学校へ行くのがおすすめ。東京工科自動車大学校の1級自動車整備科では、3年次にハイブリッド自動車の整備を学べます。急速に普及しているハイブリッド車の整備ができるよう、電気に関する知識をわかりやすく習得することが可能です。

電気自動車の整備士を目指しているのであれば、ぜひ進路のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。

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